近年エシカルジュエリーという人や環境、
社会の問題に配慮されて作られるジュエリーが注目されています。
中でもダイヤモンドは婚約指輪の定番として人気の高い宝石ですが
社会問題である紛争や労働問題を抱えています。
そこでダイヤモンドの抱える問題に心を痛める人たちから
注目を集めているのがモアサナイトです。
しかし、まだまだモアサナイトのジュエリーとしての歴史は浅く
使い方やお手入れ方法に不安を感じる方も多いのではないでしょうか？
そこで本記事では、モアサナイトの日常使いにおける使い方やお手入れ方法について紹介します。
モアサナイトジュエリーをしたままの入浴は問題ないか？
モアサナイト自体はお風呂や温泉につけることによって
影響を受けることはありません。
理由としてはモアサナイトは耐熱性が高くまた、硬度の高い石であるためです。
モアサナイトジュエリーの耐熱性
モアサナイトは炭化ケイ素はから構成されており、化学的に非常に安定しています。
その炭化ケイ素の結晶であるモアサナイトは、ダイヤモンドより高い熱耐性を持っています。
ダイヤモンドでも耐熱温度は600度とされておりそれよりも高い耐熱性を持つ
モアサナイトは温泉程度では熱からの影響を受けて変性することは考えにくいわけです。
また硬度の点から考えても、モアサナイトはダイヤモンドの次に高い硬度を誇っているため、
水による影響を受けて割れることもありません。
そのためもちろん、温泉も着けたままで大丈夫です。
ただし、水に弱いパールやターコイズなど硬度の低い石と
組み合わされているジュエリーの場合は必ず外してから入浴するようにしましょう。
ではなぜジュエリーは温泉につけないほうが良いと
よく言われるかというと金属部分に理由があります。
これは温泉の成分にもよるもので、特に硫黄成分の含まれた温泉の場合は
地金の部分が変色してしまうことがあります。
とはいえ、どんなジュエリーでも変色するわけではありません。
例えばプラチナやゴールドは純粋なものを使っている場合は温泉の成分によって
変色する心配はまずないでしょう。
ただし、モアサナイトはその価格を抑えられるという特性から
シルバー素材の地金を使ってジュエリーが作られていることがあります。
この場合は地金が温泉の成分に影響を受けて黒くくすんでしまうことがあるので
温泉や入浴剤入りの浴槽では必ず外すことをおすすめします。
このようにモアサナイトはダイアモンドよりも高い耐熱性を持ち、
温泉やお風呂の影響を受けることはないので
もし着用したまま入浴してしまったとしても慌てる必要はありません。
ただしほかの宝石を組み合わせたジュエリーの場合や地金が
シルバーやピンクゴールド・ホワイトゴールドの場合は
その部分が影響を受けてしまうため必ず外すようにしましょう。
私も温泉やお風呂の時もつけっぱなしで入浴していますが、
輝きが曇ったり割れたりということはありません。
もちろん小傷が入ったり汚れやすくなるという点では外したほうがいいですが
めんどくさがりでも比較的綺麗に保てるのがモアサナイトのいいところの一つだと感じています。
つぎに自宅でできるおすすめのクリーニング法を記載しているので、
ぜひ参考にしてみてください！
汚れを恐れずどんどん使っていきましょう！
自宅でできるおすすめのクリーニング方法
自宅でできるクリーニング方法としては中性洗剤を使うのが一番きれいになると思います。
ぬるま湯に中性洗剤を数滴入れて少し時間を置いた後
やわらかい歯ブラシやコスメブラシで軽くこすりすすげばピカピカになります。
もちろん親油性が低くダイヤモンドよりもお手入れの頻度が少なくて済むことがいいところではありますが、どうしても日常的に使っていると爪の部分に汚れがたまってしまいます。
そのため定期的なお手入れをすることでピカピカに保つことができます。
私は“フロッシュ”という刺激が低い食器用洗剤を使っています。
もともとは“ヤシの実洗剤”を使っていたのですが、とある老舗のモアサナイト店の
インスタグラムで“フロッシュ”のほうがきれいになりやすいと聞いて使い始めました。
実際にはそんなに大きく変化はなく「どちらでもいいかな…」というのが感想です…
そのため、すでにおうちで使っているものでいいと思いますが
定期的にお手入れをしてピカピカの状態を保ちましょう。
まとめ
ここまでモアサナイトジュエリーを着用したままの入浴の注意点と
モアサナイトジュエリーのクリーニング方法について記載しました。
モアサナイトジュエリーのいいところは、ダイヤモンドよりも手軽に
日常使いできる点だと思います。
どんどん使って、たまにクリーニングして、ジュエリーの輝きを楽しみましょう！
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