抱っこ紐は長く使えるものがいいと考えている方も多いのではないでしょうか?
私は昨年エールベベのベビーキャリアスリーを購入しました。
この記事では1年間使ってみて(子供が大きくなって)どうだったのか、またqdも手に入れることができたのでベビーキャリアスリーと比較してどうだったかを紹介します。
エールベベ抱っこ紐のベビーキャリアスリーを1年間使用してみた感想
ベビーキャリアスリーを1年間使用した感想は全時期において85点の抱っこ紐です。
100点じゃないの?と思う方もいると思いますが1年間使ってみると抱っこ紐の二律背反、あっちを立てるとこっちが立たず、な部分が見えてきて全方向、全時期において100点はあり得ないと感じました。
でも全時期に85点ではあると感じています。
まず1年使ったメリットとデメリットは下記になります。
メリット
- ヒップシートのサイズがちょうどいい。
- 10kgの子供に使用しても生地が固めでしっかりしていて安定感がある。
- バックルの数が少ないのでパパに交換するときも調整が簡単
デメリット
- ヒップシートがついているためチェアベルトのような使い方はできない
- ヒップシートがないタイプよりは小さくまとめられない
- バックル(調整できる部分)が少ないため、最初は調整が難しかった
1年使い込んで、見た目がどうというよりは実用性で良し悪しを感じることができるようになりました…!
特にメリット、デメリットを大きく感じた部分を一番上に描いたのですが、下記で詳しく記載していますので参考にしてください。
ヒップシートのサイズがちょうどいい。
ヒップシートがちょうどいいとは赤ちゃんの時期にも邪魔になりすぎないし、、1歳過ぎて大きくなってからも必要最低限の大きさはあると感じているということです。
実際に使用していて感じるのは、抱っこ紐のヒップシートはあった方がいいということです。
最初は大きな恩恵は感じなくても1歳になったころ、急激に10㎏に到達するというのは周りを見ていてもあるあるなのかなと思います。
うちもそうでした。10㎏超えると肩への負担は急激に増します。
そこでヒップシートはあった方がいいと痛感しました。
もしかすると2歳近くになるとはみ出してしまうかもしれませんが、そのころには歩いているのではないかと推測され、そうなると乗せ下ろしが頻繁になるので抱っこ紐だとそもそも少し不便になりそうだなと思っています。
我が家にはヒップシートのみの商品もあるので歩くようになって長時間抱っこが必要なくなったら、そっちをメインで使う予定です。
ならヒップシートだけでもいいのではと思われるかもしれませんが、抱っこ紐はやはり安定性や親の体にかかる負担が格段に違います。
最近ではヒップシート付の抱っこ紐が増えてきており、中には抱っこ紐としても使えてヒップシートのみでも使えるものが増えています。
でも圧倒的にベビーキャリアスリーがいいと言い切れる理由は、抱っこ紐のカテゴリの中ではヒップシートのサイズが小さいため(必要最低限)持ち歩きが他よりは容易で、ヒップシートのみの商品やヒップシートプラス抱っこ紐の商品と比較して安定性があり長時間抱っこでも体への負担が少ないと感じているからです。
実際、購入するときにだっこひもをたたんで試したのですが、エルゴのヒップシートのないものと同じくらいまで小さくまとめることが可能でした。
持ち歩きの際に小さくなることって買うときにはそこまで重視していなかったのですが、赤ちゃんが大きくなるにつれてベビーカーの出番が増え、抱っこ紐をベビーカーの荷物置き場に入れる際に大きさって大事と痛感しました。
そのためベビーキャリアスリーが多方面から見てちょうどいい抱っこ紐だと感じています。
ヒップシートがついているためチェアベルトのような使い方はできない
ヒップシートがついているためチェアベルトのような使い方はできないヒップシートがついているためチェアベルトのような使い方はできないとは、もう書いているとおりです。
外出をするときに子供用のいすはあってもベルトがついていないことって結構ありました。
体幹では6割くらいベルトのない子供用のいすに出会ったと思います。
うちの子は7カ月ごろ一人座りができるようになったのですが、立ち上がろうとしたりだらっとした体制になって下から落ちそうになったりと1歳過ぎた今でもベルトのない椅子には怖くて座らせることができません。
そんな時にSNSで抱っこ紐がベルト代わりになるという投稿を見て試してみました。
しかしヒップシートがついているため安定しないんです…!
何なら上から抜け出そうとしてちょっと危なく…
もちろんそれ用に作られたわけじゃないから仕方ないのですが…!
そこはもう割り切ってチェアベルトを別で持ち歩くことで解消しています。
かさばらないし撥水なのでご飯を食べることを想定すると、むしろ抱っこ紐を無意味に汚さなくて済んでいるので考えようによってはよかったかも…と考えています。
しかし、チェアベルトを忘れてしまったとき代用できないのは少し残念なポイントではあります。
この部分は前に書いたメリットと表裏一帯のデメリットになるかなと考えられますが、使用時間を考えれば圧倒的にメリットが大きいので相殺されるなと思います。
ベビーキャリアスリーとqdの使用感の違い
使用感の一番大きな違いはqdのほうが生地がやわらかいことにあります。
形が変わらないなら、大した違いはないのかなと思われるかもしれませんが、子供が1歳超えている我が家では結構な違いでした…
使ってみて体感として感じられた差分は下記になります。
ベビーキャリアスリーqdのほうが良いところ
- 抱っこ紐自体が50g軽くなっている
- 腰ベルトがより緩みにくいと感じる
ベビーキャリアスリーのほうが良いところ
- 生地が固く子供がのけぞりにくい
記載してみるとqdのほうが良いと感じる点は多いのですが、生地の固さだけはベビーキャリアスリーの勝ちで、この点だけで我が家では甲乙つけがたいが、僅差でベビーキャリアスリーのほうが使いやすいという結論に至りました。
なぜならば、外の世界に興味が出て力もついてきた我が子は腕を抜いてのけぞってしまうからです…
そう、ちょっと危ないんです…そしてこれをされると肩が痛くなる…
(前のベビーキャリアスリーの記事が固めだっただけで一般的な抱っこ紐の記事と比較すると同じくらいかなと思います。)
ただこれも対面抱っこをやめて背面抱っこにすれば解決できる程度の問題で(眠い時は対面でないといけませんが、その時は暴れないので…)、正直「子供の個性と好みによる」ということに尽きてしまうと思います。
そんなあれこれを加味してもエールベベの抱っこ紐は全時期にちょうどいい抱っこ紐と言えると思うので、子供の体に負担がないこと>親の体に負担が少ないこと>荷物は極力小さくしたいという優先順位の方にはおすすめです。
反対に、少し親の体に負担があったり(10キロの子供で抱っこ紐だけのものと比較した際の私の体感)、荷物が不用意に大きくなったとしても抱っこを卒業するまで使用したい方は抱っこ紐にもなるしヒップシートにもなるタイプが良いと思います。
抱っこ紐は何を優先したいかで選ぶものが変わってくると思うので、自分の中で優先順位を考えて選ぶのが良いと思います。
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